秋の渡り 大阪城公園 2回目
10月5日に、大阪城公園で催行された、初めてのバードウォッチング 大阪城公園の様子を、野鳥ガイドの久下氏がレポートにまとめてくれたので、掲載いたします。
大阪城公園での秋の渡りは、今回が2回目になります。1回目(9/30)のレポートと合わせて、ご覧ください。
⇒ 初めてのバードウォッチング 大阪城公園 (9月30日ツアー催行のレポート)
秋の渡りを楽しもう
2回目の秋の渡りを楽しむ初めてのバードウォッチング 大阪城公園を開催しました。前回と同じように、秋の渡りの楽しみ方を伝えた後、歩き始めました。皆さんの方を振り返りながら、野鳥ガイドの私が、どこに目を向けているかを説明しながら、案内していきます。
※ 久下氏は、野鳥を見つけて「皆さん、あれが○○鳥ですよ」というのではなく、野鳥の探し方を説明してから、実際に皆さんと一緒に、野鳥を探して観察するというスタイルで案内してくれます。
これは、皆さんが、ツアーの時以外に、ご自身でソロ・バードウォッチングを楽しめるよう、野鳥の探し方を身に付けていただくためです。
ツツドリを発見
桜広場付近に到着した時でした。小型の猛禽類風の鳥が一瞬、目線の高さを横切り、目で追った先を双眼鏡で見ると、ツツドリが止まっていました。少し見難い位置ですが、何とかスコープに入れる事ができで観察してもらいました。スマスコ撮影を実施し、その後は色模様を観察しました。
※ スマスコ撮影 = スコープの接眼レンズ越しに、スマートホンのカメラで撮影すること。
ツツドリは毎年、都市公園で秋の渡りの際に観察されます。大阪城公園では比較的、観察しやすいのですが、私自身、大阪城公園での出会いは、今回が初めてでした。大阪城公園で常時、観察されている方にとって、見る機会が少なくはない野鳥ですが、今回の様に、観察会での出会いは、タイミングが合わないと、なかなか見られない野鳥です。お客様も驚かれ「普段、山で囀りを聞く鳥なのに、こんなところで出会えるとは」と話されていました。今回、出会えて本当に良かったです。
因みにツツドリは、カッコウ目カッコウ科の野鳥です。
神社裏や梅林で探鳥
その後も、神社裏でコサメビタキやキビタキ、梅林でオオムシクイを観察しながら、ツアーの終盤をむかえました。
木の高い位置にいるモズを見つけ、その時の状況を具体例とし、鳴き声で方向を絞り、モズが止まりそうな所をチェックするという見つけ方の流れを紹介したり、水場に集まるメジロの群れやキビタキの水浴びを楽しんで、ツアーを終了しました。
※ このコサメビタキの写真は、9/30のツアーで撮影したものです。
スロー バーディング
「旅の本棚」のバードウォッチングは、野鳥がどのような所に止まり、どのように餌を取り、どんな仕草をするかなど、各種のチャームポイントなどを紹介しながら楽しんでいます。
ゆっくりと観察する、スロー バーディングを実施しています。
ソロ・バードウォッチング
この久下氏のレポートに記載してくださっているノウハウを参考に、近所の都市公園や里山で、ソロ・バードウォッチングを楽しんでください。もし、上手く行かなかったり、疑問点があれば、初めてのバードウォッチングに、ご参加ください。
バードウォッチング ガイドツアー
バードウォッチング基礎知識
久下直哉氏監修のバードウォッチング基礎知識です。バードウォッチングを始める方は参考にしてください。
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