豊中赤坂下池 ツバメのねぐら入り  ツアー・レポート

記:野鳥ガイド 久下直哉

豊中赤坂下池 ツバメのねぐら入り

柴原阪大前に参加者10名が集まり、ツバメのねぐら入りの舞台となる赤坂下池に向けて時間通りに出発しました。歩き始めて約20分ほど経つと、住宅街の中に白いフェンスで囲まれた農業用水用の池に到着しました。周囲はクズとヨシで囲まれています。

私自身は7月下旬から8月上旬にかけてねぐら入りを確認し、観察しました。数として、
約15,000羽以上と思われました。下見は十分にしていましたが、台風後、雨天が続き、観察に出かけられませんでした。その結果、ツアー当日、ヨシが以前よりも、なぎ倒されている事に気付き、ツバメは戻ってきてくれているのかという心配になりました。

ツバメを待ちながらバードウォッチング

豊中赤坂下池 ツバメのねぐら入り

池ではオオヨシキリが所々で少しさえずり、バンの浮巣を確認し、雛もいたので一緒に観察する事ができました。

夕焼けの中 ツバメが飛んできた

豊中赤坂下池 ツバメのねぐら入り

ツバメは日暮れと共にねぐら入りしてきます。当日の日暮れは18時46分でした。奇麗な夕焼けが見られていますがなかなか、ツバメがやってきません。私自身、少し心配し始めてきた時でした。18時50分、やっとツバメが5羽ほど偵察隊がやってきたと思うと、その後、四方八方から100羽から1000羽以上の群れが次からに次に飛来し始めました。

ツバメのねぐら入り ショータイム

豊中赤坂下池 ツバメのねぐら入り

ツバメの群れはヨシ原すれすれを飛び始めたかと思うと、池を右往左往飛び回り、時には私たちの頭上を歓迎するかのように飛翔してくれました。参加者の皆さんは感動の歓声を少し上げながら、ツバメの神秘的な動きに驚かれていました。ツバメのねぐら入りショータイムは19時05分ぐらいに終了しました。ツバメはたった15分でねぐら入りした後、ヨシ原でツバメ達は翌朝4時51分(8/16ねぐら立ち確認)まで眠っていました。

お客様の感想

豊中赤坂下池 ツバメのねぐら入り

お客様からの声として「ツバメのねぐら入りを初めて見て感動した。」「ツバメのねぐら入りを見るだけでなく、専門家からの解説があるのとないのでは違いがあると感じた。」など、色々、感想を頂きました。
来年も引き続き、赤坂下池のツバメのねぐら入り・観察会を続けたいと思います。
ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。

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