奄美大島最高峰・湯湾岳登頂と亜熱帯の森を歩く ツアーレポート

4月に「初心者のための山歩き教室」で奄美大島に行ってきました。奄美大島最高峰・湯湾岳に登り、金作原の原生林を散策したり、島の観光を楽しんだりと、今回も山だけでなく奄美大島の魅力を存分に知る事ができた旅でした。

奄美・沖縄が世界自然遺産に登録

奄美大島は訪れた時には、鹿児島県から沖縄県の南西諸島にまたがる「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島(奄美・沖縄)」が世界自然遺産申請されていましたが、今月5月11日に世界自然遺産に登録される見通しになったという事を、ニュースで知りました。これから多くの観光客が訪れるであろう奄美大島。世界遺産になってもこの島の美しい自然が保たれることを祈るばかりです。以下、沖縄観光情報webサイトからの引用です。

【速報】「奄美・沖縄」世界自然遺産の登録へ

2021年5月10日、ユネスコの諮問機関は、鹿児島県から沖縄県の南西諸島にまたがる「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島(奄美・沖縄)」を世界自然遺産に登録することがふさわしいとする勧告をまとめ、ことしの世界遺産委員会で世界自然遺産に登録される見通しになりました。
同地域には、極めて多様な生物多様性かつ貴重な生態系を有しているとして、世界自然遺産登録候補地に選定されております。
国際保護連合による登録勧告は、実質的に「登録決定」とも言われておりますが、正式な登録決定への最後のステップとして、今後2021年7月(予定)に行われる【ユネスコ世界遺産委員会】にて正式に登録の可否が決定されます。これからもより多くの方々に「奄美・沖縄」エリアの魅力を知っていただく活動を続けてまいりますので、今後も楽しみにしていただければと思います。

トラベルギャラリー 福岡営業所 スタッフ

奄美大島ツアー日程

4/2(金)
福岡空港奄美空港===★終日島内観光を楽しみます★ (あやまる岬・奄美パーク・自然観察の森) *後、食堂にて昼食===奄美野生生物保護センター===大浜海浜公園===名瀬・泊

4/3(土)
宿舎===金作原原生林にて散策===湯湾岳登山口(470m)・・・奄美大島最高峰/湯湾岳(694m)・・・湯湾岳登山口===古二屋・泊
●金作原:【散策程度】●湯湾岳:【距離3.5km、行動時間約2時間半、獲得標高445m】

4/4(日)
宿舎・・・半潜水船で大島海峡の海中を遊覧===黒潮の森マングローブの森にてカヌー体験===奄美大島酒造===大島紬村見学===原ハブ屋===奄美空港福岡空港

ツアー 1日目

 

着いた日は、あいにくの雨。「あやまる岬」に行きましたが、期待していた奄美ブルーの海は見れませんでした。

 

奄美大島に来たら是非、立ち寄りたい「田中一村美術館」。奄美大島に単身移住し、奄美の自然を愛し、亜熱帯の植物や鳥を鋭い観察と画力で描いた田中一村。
じっくりと見入ってしまいます。

 

美術館の後は、「大島酒造」さんにて黒糖焼酎の工場見学へ。奄美といえば黒糖焼酎が有名ですね。

 

支配人に一通りの説明を受けながら工場見学をした後は、試飲タイム。奄美大島でのみ生産されたサトウキビから作る黒糖焼酎は飲みやすく、まろやかな味わいです。

 

工場見学の後は、奄美で人気の鶏飯店「ひさ倉」へ。鶏飯は奄美大島の代表的な郷土料理で、 江戸時代の頃には薩摩の役人をもてなすために「殿様料理」とも呼ばれたとの事。

観光を終えて、名護の繁華街近くのホテルへ。相変わらず、雨と風が強い一日でした。

 

夕食は、ホテル近くの繁華街にある、居酒屋「喜多八」へ。奄美の郷土料理が人気のお店です。写真の島美人は、島唄を演奏してくれた奏者とおかみさんとその娘さん。

ツアー 2日目

 

奄美群島国立公園の「金作原原生林」へ。自然観察を楽しみました。

奄美大島の中でも、天然の亜熱帯広葉樹が多く残っている太古の原生林。生きた化石といわれる巨大なヒカゲヘゴなどの亜熱帯植物を見ることができます。

雨に輝く巨大なクワズイモの葉っぱ。雨の日は笠にもなる?

日本では最大のシダ植物で、最大で15メートルにもなるという「ヒカゲヘゴ」。ここでは、「ゴジラ」の撮影も行われたとか。

みんなで記念撮影。

移動の途中に景色の良い浜辺を見つけて、ここで昼食タイムにする。晴れたら、もっと綺麗なんだろうが。

 

湯湾岳登山口へ。ハブがでない事を祈りつつ、奄美大島最高峰・湯湾岳を目指します。

亜熱帯のジャングルの森をすすむ。日本ではあまり見ることができない風景です。

 

アマミシリケンイモリや、奄美の固有種であるフジノカンアオイも多く見れました。

ツアー 3日目

登山の翌日は出発まで、存分にアクティビティーを楽しみました。

午前は半潜水艦「せと」に乗って、奄美の海底を見に行きました。

エメラルドグリーンが美しい、珊瑚礁の海底です。多くの熱帯魚が泳いでいます。次回はスキューバダイビングも良いですね。

午後は、マングローブの森でリバーカヤックを楽しみました!初めてのお客さんもいるので、スタッフからのレクチャーを受けました。

はじめは思う方向に進まず、悪戦苦闘していましたが、時間が経つにつれて皆さんカヌーに慣れてきたようです。

マングローブの森の奥に入って行きます。南国でしか体験できない、マングローブカヤックを存分に楽しみました。

後、指定文化財にもなっている世界最大の豆「モダマ」をどうしても見たいという事で(自分が)、モダマの自生地に立ち寄りました。
タネが海藻のように海を漂い、分布を増やすので「藻玉」と名付けられ「ジャックと豆の木」のモデルになった豆とも言われています。

 

カヌーの後は、「奄美自然観察の森」へ。遊歩道が整備され、奄美固有の植物や野鳥、昆虫などを観察しながら散策。
ビジターセンターの職員が詳しく説明をしてくれました。丘の上からは、島の美しい景色が広がります。

 

最後は、奄美といえば「大島紬」という事で、大島紬村へ。泥染めから機械織りまでの工程見学をさせて頂きました。

世界三大織物にも数えられる大島紬。その製造行程は、気の遠くなるものでした。お値段も高くなるはずです。

へゴノキとデイゴの花

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