燕岳から北燕岳 登山ツアー レポート

8/3-4の2日間、『初心者のための山歩き教室 燕岳から北燕岳』に同行してきました。
テーマは、「はじめての山小屋」
人気の燕山荘(えんざんそう)の宿泊も楽しみなコースです。

登山ツアー 1日目

1日目 行程
新宿駅(7:15発)++あずさ51号+++松本駅(10:19着/10:30発)===中房温泉(1450m/12:00頃発)・・・ 合戦尾根・・・ 燕山荘(2704m/17:30頃着)

◎歩行距離/約4Km・行動時間約5時間半・獲得標高1255m

新宿駅から新型あずさに乗って、一路、松本駅へ。
松本駅からジャンボタクシーにて、登山口となる中房温泉(なかぶさおんせん)へ向かいます。
天気も良く、ハイシーズンという事もあり、沢山の登山者で賑わっていました!
今日は、燕山荘まで約4時間半のコースです。

北アルプス三大急登 合戦尾根

誰が言い始めたのかは、分かりませんが、中房温泉からの登山道 合戦尾根は、烏帽子岳のブナ立て尾根、剱岳の早月尾根と並んで「北アルプス三大急登」と呼ばれています。
ちなみに「日本三大急登」はブナ立て尾根、西黒尾根(谷川岳)、黒戸尾根(甲斐駒ヶ岳)だそうです。

ただ、この合戦尾根は、登山道が上手につけられていて、それほど急登には感じません。
第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチ、富士見ベンチと、登山者が登りやすいように、絶妙なタイミングで休憩場所が設けられているのも、登りやすい理由です。

合戦小屋の名物・スイカ

そして、何といってもこれ。途中の合戦小屋の名物・スイカが疲れを忘れさせてくれるからでしょう。

合戦小屋を過ぎれば、森林限界を越え、展望とお花畑が次々に現れます。

燕山荘

燕山荘に到着~!丸太のログハウス風のしっかりとした作り。

ハイシーズンなので、テント場も満杯!

何と、この日の夕食は、6回転で19:50から!

オーナーの赤沼氏による、トークとアルペンホルンの音色が、星空に心地よく響きました。

登山ツアー 2日目

2日目 行程
燕山荘(5:30発)・・・ 燕岳(2763m)・・・ 北燕岳・・・ 燕山荘・・・ 合戦尾根・・・ 中房温泉(13:30頃発)===有明荘入浴(13:40~14:40頃発)===松本駅(16:10頃着/16:30発)+++あずさ28号+++新宿駅(19:06着)

◎歩行距離/約6.5Km・行動時間約7時間半・獲得標高1655m

美しい朝焼け

日の出は4:50頃。「モルゲンロート」と呼ばれる朝焼けは、山小屋泊の楽しみのひとつ。

荘厳な風景を目の前に、心が洗われるようです。

燕岳と北燕岳へ

朝食をいただいてから、燕岳北燕岳を目指します。

この時期の燕岳周辺は、コマクサの楽園!

イルカ岩と、日本百名山槍ヶ岳。フォトジェニックでしょ。

メガネ岩を過ぎれば、山頂はすぐそこ!

甲信越百名山に選出されている燕岳山頂! 奥に見えているのは北燕岳です。さらに進みます!

北燕岳へ

気持ちの良い稜線歩き。北燕岳は人も少なくのんびり休憩。

裏銀座方面や

日本百名山立山たてやま)や剱岳つるぎだけ)まで、はっきりと見えました!

展望を存分に楽しんで、燕山荘へ戻ります。

燕山荘のテラス席でティータイム

燕山荘では、テラス席で至福のティータイム。

振り返れば、先ほどまでいた燕岳の勇姿。

いつまでも、ここに居たい気持ちを振り切って、下山開始です。登ってきた山岳部の皆さん。若いな~。

早めのランチ

合戦小屋で、ちょっと早いランチタイム。登山者を理解しつくした質・量ともに絶妙なお弁当。

あと、もう少し。がんばろ~。
ほぼ予定通りに、中房温泉に下山。そして、有明荘で温泉とビールっ!
タクシーで松本駅に移動して、渋滞知らずの快適なあずさで新宿に帰京しました。

今回は天候に恵まれ、メンバーに恵まれ、素晴らしい山行となりました。
ご参加の皆さん、ツアー中のご協力、誠にありがとうございました。
ぜひまたどこかの山でご一緒いたしましょう!

旅の本棚 東京営業所 ガイド:白砂賢一 サブガイド:山添雄祐

燕岳の登山ツアーの一覧

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