奥穂高岳 登山ツアーレポート
夏の終わりの8/26-28に、上高地から、日本百名山 奥穂高岳の、往復登山ツアーをご案内しました。
登山ツアー 1日目
この夏、山は天候不順の週末が多かったのですが、今回は良さそうです。
上高地から徳沢ロッヂへ
夏休み最後の週末だけあって、人出の多い上高地・河童橋付近。
清流を眺めながら小梨平へ。
樹林の間から仰ぎ見る明神岳と梓川。
上高地明神館 を過ぎます。
お猿を横目に歩きます。
キツリフネ
徳沢ロッヂ
本日のお宿は徳沢ロッヂです。昨年リニューアルし、さらに快適・きれいになりました。
夕食はとっても美味しいです。山でこんなに美味しい料理が頂けるなんて。
お風呂もあって、おもてなし満載のいいお宿です。
登山ツアー 2日目
2日目は徳沢から横尾、涸沢を経て奥穂高岳山頂へ。そして穂高岳山荘で宿泊という、長丁場なので早出しました。
ちなみにパーティは、森田ガイドと井上がご案内、ご参加の方は僅か4名様というVIP待遇ツアーです。
仰ぎ見る屏風岩。
さらに北穂高岳と北穂小屋。
本谷橋を渡ります。
皆様、足並みがそろっていて快調に進みます。
涸沢ヒュッテでランチ
涸沢に到着。
今日のランチはここで。お弁当ではなく売店で温かいものを注文します。
涸沢ヒュッテは何でもあります。
気圧の関係でパンパンです。
皆様はカレーを注文されましたが、私はラーメンを頂きました。こんな快晴の天気の中、涸沢で食すラーメンは最高です。山で食べるラーメンは何故こんなに美味いのか。
食後に、コーヒーを一杯。ぜいたくな時間が流れます。
エネルギーもチャージされ、さぁ、元気に出発。
涸沢から登山道
涸沢小屋から登山道に入ります。
ぐんぐん高度を上げると、前穂高岳の北尾根が見えてきました。
岩の隅には、鮮やかなイワギキョウ。
正面に、ザイテングラードが見えてきました。
ザイテン基部で休憩を取って出発。ここからは気が抜けません。
どんどん空が近くなる。
涸沢ヒュッテはどんどん小さくなり、その奥には日本百名山の常念岳(じょうねんだけ)。
もう少しで、穂高岳山荘。
穂高岳山荘に到着
今日の宿、穂高岳山荘に到着です。
チェックインして余分な荷物を部屋におき、いよいよ山頂を目指します。
奥穂高岳にアタック
さぁ出発。気合が入ります。
鎖場を抜けて振り返ると、日本百名山の槍ヶ岳(やりがたけ)が姿を見せてくれました。
今回のツアーは、槍ヶ岳パーティと同じバスにて上高地入りしたのですが、槍ヶ岳パーティの皆様も、今頃は槍ヶ岳の山頂に立っているのでしょうか?
奥穂高岳 山頂はもうすぐ。
やった!登頂おめでとうございます!
狭い奥穂高岳の山頂に、ぴったりの少人数で登頂できました。奥穂高岳は富士山、北岳に次ぐ、本邦第三位の高峰です。
奥穂高岳の頂上で大休止。
上高地が見える。森林の中にぽつんとある赤い屋根は帝国ホテル。
午後に入ってガスもなく、ここまで見えるのは貴重な瞬間です。
反対側を見ると、ドーム型の岩稜“ジャンダルム”の岩峰。
馬の背を見ると、登山者がこちらを目指して歩いています。頑張れ。
昔、あそこを歩いた時の記憶が蘇ります。その時はこんなお天気ではなかったですが、馬の背に来たときはすごいナイフリッジにびっくりしたものです。
稜線にはトウヤクリンドウ。これを見ると山はもう秋ですね。
穂高岳山荘へ無事到着。長い一日、お疲れ様でした。
穂高岳山荘の夕食
待ちに待った夕食です。山でこんなに美味しいものが頂けるなんて感謝感謝です。
登山ツアー 3日目
最終日は往路を下山。
下りはパノラマコース経由で涸沢へ。
今年の山は雪が多かったです。もう9月というのに雪渓たっぷり。
雪渓が多いと高山植物のいろいろな時期の姿が一時に見られていいですね。
チングルマ
今が盛りのチングルマ
花が散ったチングルマ
種が充実し始めたチングルマ
新しい種が旅立つ前のチングルマ
さようなら涸沢カール。また来ます。
ナナカマドの葉っぱも、後ひと月もすれば、燃えるような赤に染まるのでしょう。
横尾に到着すると、もう下界に降りてきたという実感になります。
今日のランチは何にしようかな。
私以外全員豚スタミナ丼をチョイスされましたが、
私はもちろんラーメン。山ラーメン同好会があれば間違いなく会員になっています。
無事、上高地へ下山。おなかいっぱい、胸いっぱいの思い出深い、登山ツアーとなりました。
井上
奥穂高岳の登山ツアーの一覧
ツアーの一覧を別画面で表示します。必ず、コース詳細ページの「旅程」などツアー内容を確認上、ご予約下さい。