北アルプス・蝶ヶ岳【山ガールチャレンジ】

北アルプス・蝶ヶ岳　登山ツアーレポート

2022年9月3日（土）から1泊2日で、女性のための登山情報サイト“山ガールネット”との共同企画【山ガールチャレンジ】北アルプス・蝶ヶ岳登山ツアーに同行してきました。

蝶ヶ岳について

日本百名山の常念岳（じょうねんだけ）の南に、起伏の少ない山稜を横たえる蝶ヶ岳（ちょうがたけ）。春先になると蝶ヶ岳ヒュッテの南東斜面に、蝶の雪形が現れることから蝶ヶ岳と呼ばれるようになりました。
北アルプスの中では登りやすく、山頂からの絶景はもちろん、ライチョウなどに出会える可能性もあり、北アルプスで最初に登る山としてお薦めの山の一つです。
今回は、三股登山口から山頂を目指し、山頂直下にある蝶ヶ岳ヒュッテに泊まり、翌日に上高地へと下山する登山初心者の方もチャレンジしやすいコースを歩きます。

蝶ヶ岳登山ツアーの行程

登山ツアー　1日目
松本駅（10：00発）＝＝＝三股（1280m/11：15発）・・・まめうち平・・・蝶ヶ岳/蝶ヶ岳ヒュッテ（2677m/17：00頃着）

◎歩行距離/約4.5km・行動時間約6時間・獲得標高1385m

登山ツアー　2日目
蝶ヶ岳ヒュッテ（6：00発）・・・蝶槍・・・横尾・・・徳澤園/昼食（12：00発）・・・明神・・・上高地（1505m/14：00発）＝＝＝各自入浴（15：30～16：30）＝＝＝松本駅（17：00頃着）

◎歩行距離/約13.5km・行動時間約8時間・獲得標高1525m

蝶ヶ岳登山ツアー　1日目の様子

集合場所の松本駅から登山口の三股へ向かい、雨が降る中、準備を整えたら、

いざ出発です！

ゴジラっみたいな木

登山道を歩いていると突如現れたのは、、うわぁゴジラっ・・・・・みたいな木です。写真を撮る際には食べられないように気を付けましょう。

途中階段などもありますが、整備された比較的歩きやすい山道が続きます。

蝶ヶ岳ヒュッテ

今夜のお宿の蝶ヶ岳ヒュッテに到着！！チェックインを済ませたら、まずは乾燥室へgo！ずっと雨を歩いてきたのでウェア等がかなり濡れてしまいましたが、しっかりストーブを焚いていただき、消灯迄にはバッチリ乾きました。
ツアーには登山初心者の方も数名ご参加されていましたが、雨天時の登山を経験し、同行スタッフのアドバイスはもちろん参加者の山ガールの皆さんとも様々な情報交換をし、多くの学びを得たようです。

落ち着いたら、夕食タイムです♪ 地元安曇野市の契約農家から届くお米やおかずが美味しいのは言うまでもありませんが、蝶ヶ岳ヒュッテのお味噌汁は、安曇野産米と安曇野産大豆を使用した自家製の味噌で作られていて、しかも、水が貴重な場所なのにおかわり自由です！夕食朝食時とも熱々の美味しいお味噌汁をおかわりしちゃいました。

ちなみに、山小屋といえばビールを楽しみにされている方も多いと思いますが、この日の一番人気は、キンキンに冷えたジョッキに注がれた自家製ジンジャエールでした。

蝶ヶ岳登山ツアー　2日目の様子

前日はひたすら雨の中を歩きましたが、翌朝のお天気は最高！！
朝食前に皆さんこぞって小屋の外に出ます。

常念岳や二百名山の大天井岳、

御嶽山と乗鞍岳、

赤岳や蓼科山をはじめとする八ヶ岳連峰に、

富士山も！360度全てが絶景でした！！

美味しい朝ご飯をしっかり食べて、準備を整えたら、

まずは、全員空身で歩いてすぐの蝶ヶ岳の山頂へ向かいます。

蝶ヶ岳山頂からの展望

蝶ヶ岳山頂独占！！　そして、、、、、

蝶ヶ岳といえば、「蝶ヶ岳からの眺望を見ずして、槍・穂高を語ることなかれ」。
何といっても槍ヶ岳と奥穂高岳をはじめとする穂高連峰の大展望が魅力です。

朝食前にもしっかり楽しみましたが、目の前にどーんとそびえる大パノラマがただただ素晴らしい。。。

蝶ヶ岳ヒュッテと北アルプスの山々も絵になります。

ブロッケン現象

影は映り込んでいませんが、ブロッケン現象も見ることができました！

いつまででも眺めていたい絶景ですが、そろそろ小屋に戻りましょう。

蝶槍・横尾ルートとショートカット・ルート

蝶ヶ岳ヒュッテに戻ったら、参加者全員一緒に行動が原則ですが、岩塊の重なる蝶槍 → 横尾 → 徳澤園へと向かう行程に自信がなかった山ガールさんが数名いらっしゃったので、今回は行程通りに歩く蝶槍グループと、長塀尾根から徳澤園にショートカットする近道グループとに分かれて、徳澤園で再び合流することになりました。