白馬岳・雪倉岳・朝日岳 登山ツアー レポート
北アルプス・白馬岳の隠れた人気縦走コース
白馬岳・雪倉岳・朝日岳(7/30~8/2)に同行した際のレポートです。
一般的に白馬岳は猿倉や栂池高原を登山口/下山口にしますが、今回は北側・小蓮華山(新潟県最高峰)、日本二百名山の雪倉岳、そして朝日岳まで縦走するコースです。
歩行時間は長くなるものの、登山者が少なくて高山植物が豊富な、知る人ぞ知る人気縦走路です。
ちなみに、白馬岳は日本百名山の一座で、花の百名山と新・花の百名山の両方に選出されています。
登山ツアー 行程
1日目
[各地より松本駅にて集合/13:10]
松本駅(13:20発) == 栂池高原駅(15:30発) ~~ ゴンドラ/ロープウェイ ~~ 栂池自然園駅(1820m/16:00発)・・栂池ヒュッテ(1850m/16:10頃着)
2日目
宿(06:00発) ・・ 白馬乗鞍岳(2436m) ・・ 白馬大池 ・・ 小蓮華山(2766m) ・・ 三国境 ・・ 白馬岳(2932m) ・・ 白馬山荘(2830m/14:30頃着)
◎ 距離6km、行動予定約8時間半、獲得標高1580m
3日目
宿(05:00発) ・・ 白馬岳(2932m) ・・ 三国境 ・・ 雪倉岳(2610m) ・・ 朝日岳(2418m) ・・ 朝日小屋(2141m/15:00頃着)
◎ 距離11km、行動予定約10時間、獲得標高2485m
4日目
宿(05:00発) ・・ イブリ尾根 ・・ 北又小屋(675m/11:30頃発) == タクシー == 小川温泉/各自入浴(13:30頃発) == 黒部宇奈月温泉駅(14:10頃着) == 富山駅(15:10頃着) ++ 各地
◎ 距離9km、行動予定約6時間半、獲得標高1570m
まずは白馬岳登山
初日は散策程度で足慣らして、2日目から登山開始。
青空の中、気持ちのよい木道歩き。
一部の場所で残雪がありました。軽アイゼンを携行しておくと安心です。
白馬大池を通過。クロサンショウウオを見られた人もいましたね。
白馬の高山植物
7月末ということで、白馬岳やこの周辺の山々は、花の最盛期です。
チングルマやイワカガミ |
シロウマアサツキ |
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リンネソウ |
ミヤマクワガタ |
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シコタンソウ |
オトギリソウ |
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コバイケイソウ |
ハクサンコザクラ |
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ニッコウキスゲ |
ハクサンイチゲ群落 |
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コマクサ |
キヌガサソウ |
これらは一部ですが、種類もさることながら規模がすごい!!
4日間を通じて、たくさんの高山植物を楽しみことができました♪
この感動は、写真ではお伝えできないので、是非とも、ご自分の眼でご覧いただきたいです。
白馬岳頂上
お花を楽しんでいると、あっという間に白馬岳頂上です。初日はガスっていたので、2日目の朝も、白馬岳の山頂で登頂記念の集合写真を撮りました!
白馬岳から朝日岳への縦走
白馬岳を背に雪倉岳、そして朝日岳を目指します。
左右の展望を楽しんでいると、ガスと共にブロッケン現象が姿を現してくれました。
白馬岳から北側に行くと、登山者がぐっと減り、稜線の風景を独占できます。
二百名山の雪倉岳を通過!
朝日小屋
朝日小屋の手前で雨に打たれてしまいましたが、無事小屋へ到着。
食事が有名な朝日小屋。蕎麦やおでん、ホタルイカの沖付けなど地元・富山の食材を使った手作り料理に舌鼓を打ちます。
私の写真が下手なので(笑)、朝日小屋さんのHPより。※食事のイメージです
下山開始
最終日、美しい白馬の山々に、後ろ髪を惹かれながら下山開始。
展望の見納めポイントでは、日本百名山の一座、剱岳(写真左)も見られました。
鎖場も要所にあるので注意して下ります!
最後は北又にくだり、小川温泉で汗を流して帰路につきました。
歩き応えのある縦走路で、花も展望も抜群のおすすめコースです。
今年の夏山の候補にぜひ加えてみてはいかがでしょうか。
ガイド:千田俊昭
ツアーリーダー:宇津木健
白馬岳の登山ツアーの一覧
ツアーの一覧を別画面で表示します。必ず、コース詳細ページの「旅程」などツアー内容を確認上、ご予約下さい。