英彦山(ひこさん)と平尾台(ひらおだい) 登山ツアーレポート

日程:2017年 1月7日(土)~9(月祝)
ご参加20名様 ガイド高野 ツアーリーダー井上

霧にけぶる英彦山中岳

ツアー行程

①大阪南港(17時頃発)~フェリー船中・2等寝台(泊)
②~新門司港=豊前坊(787m)…北岳…中岳…英彦山/南岳(1200m)…中岳…行者堂…英彦山神宮奉幣殿…表参道…銅の鳥居=平尾台散策=新門司港-フェリー船中・2等寝台(泊)
③~大阪南港(8時半頃着)

あけましておめでとうございます。
2017年、登り初めの山は九州百名山英彦山です。
あいにくと、雨と霧の登山から始まりました。冷たい雨にもかかわらず、ご参加の皆様は元気に予定通りのコースを歩いて、霧と雲海の景色を堪能されました。

新門司港に到着した2日目朝、バスで移動し登山口の豊前坊高住神社の駐車場から出発しました。
気温は7度。前日からの低気圧の通過に伴って朝から雨です。

登山口からはつづら折れの一部急登のある登山道を歩きます。
北岳の稜線に出る手前は立派な木の階段が整備されています。

そこを過ぎると急登がありアルミ梯子が設置されています。慎重に通過。

北岳に到着。晴れたら中岳や英彦山最高峰の南岳も見られるのですがガスで展望はありません。

中岳を目指して稜線を進みます。

英彦山中岳の手前にある休憩舎に到着。屋根がありトイレも整備されていて安心。

新門司港発が5時半だったので、まだ昼には早いですが休憩舎にて昼食休憩。

休憩舎の近くにある巨大な山頂表示の柱頭。普段はここで集合写真を撮ったりするのですが、今日は素通りで英彦山南岳を目指します。

南岳手前から英彦山奥宮がある中岳と初めに登った北岳を展望。
雨はほとんど上がってガスも薄くなってきました。

英彦山/南岳(1200m)に到着!

一等三角点の頂きです。

中岳に戻り、英彦山神宮を目指して下山します。下界は雲海に包まれていました。

下りは登山道が濡れているので注意が必要です。

霧の山中を歩く。

幻想的で大変良いです。

英彦山奉幣殿へ到着。立派な本殿があり、それぞれに参拝しました。

和紙の原料となるミツマタのつぼみ。遠い春を待っているようにうつむいています。
春になるとパッと黄色いお花が咲いて、一気ににぎやかになります。

奉幣殿からの下りは石段。これがすごく滑るので慎重に歩いています。

霧にかすむ銅の鳥居。

広い駐車場で整理体操をしてバスに乗って平尾台へ出発。

途中、”道の駅 英彦山”にて休憩。こちらは地場の野菜や物産などが豊富で見るだけでも楽しい道の駅です。

運のいいことに振る舞いのぜんざいが来場者に提供されました。
とても美味しいぜんざいに心も体も温まりました。感謝。

平尾台ではまず自然観察センターを訪れました。

立派なセミナールームで平尾台の四季というビデオを拝見します。

平尾台のカルスト台地が春の野焼きで目覚め、四季折々の表情を見せる映像に見入ってしまいました。
ビデオが終わったら全員で拍手。センターの係員のおじさまの話も面白く、かつ平尾台の自然も学ぶことができました。

雨も上がりったので平尾台を散策。花崗岩が風化した独特な地形の中を歩きます。

冬は彩りのない風景ですが、春になるとさまざまな山野草が芽吹いて花を咲かせるので、今度は春に歩く企画を考えようと思いました。

駐車場に戻って新門司港へ。ご参加の皆様、本当にありがとうございました!
2017年が始まり、このブログをご覧の皆様もそれぞれの初歩きをされたことと思います。
この寒い時期だからこそ、元気いっぱい歩いて体を動かしましょう!

また、今回歩いた英彦山は日本三彦山のひとつ。
トラベルギャラリーでは播州にある関西百名山 雪彦山や、新潟の弥彦山も実施する予定です。
冬の間もそれぞれに魅力的な山々を歩くプランを充実させて皆様のご参加をお待ちしております。ぜひまだ見知らぬ山旅へいらして下さい。

トラベルギャラリー 井上

英彦山の登山ツアーの一覧

ツアー一覧を見るツアーの一覧を別画面で表示します。必ず、コース詳細ページの「旅程」などツアー内容を確認上、ご予約下さい。