高知県仁淀川 横倉山とひょうたん桜 登山ツアー レポート
GW明けの今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。旅本大阪の井上です。
3/31-4/1の2日間で高知県の山旅をご案内してまいりました。
ツアーの概要
今回の山旅は仁淀川(によどがわ)流域の観光モニター事業の支援を受けて催行したものです。
高知県の清流といえば四万十川が有名ですが、近年川自体の美しさだけではなく流域全体の自然が評価されているのが仁淀川です。四国を代表する日本百名山として名高い石鎚山(いしづちさん)の面河渓(おもごけい)に源を発し、太平洋まで一気に流れ下る清流は仁淀ブルーと表現され、非常にきれいな流れを見ることができます。
仁淀川町の ひょうたん桜
まず初日は、仁淀川町の桜の巨木、ひょうたん桜を鑑賞しました。
花に寄って見るとこんな感じです。
なぜひょうたんなのか、というと写真をご覧いただければお分かりですね。
つぼみの形が、そのまま”ひょうたん”です。
ひょうたん桜は樹齢500年、高さは21m、種類としてはエドヒガンと言われています。
この一本桜は樹齢の古さを考えると生命力に満ちており、大変な風格を感じさせてくれます。
久喜橋 くきばし
ゆっくりと桜を鑑賞した後は、もうひとつの見所、沈下橋を見に行きます。
道路からぶらぶら歩いて、川の近くまで歩いて行くと、案内板があります。
これが昭和10年に造られたコンクリート橋とは、一目見てもわからないのでは。
この優美なアーチ、今見てもモダンなデザインに見えます。
しかも今なお使われている生活のための橋なのですね。
橋を鑑賞した後は本日のお宿へ。
しもなの郷
今日泊る宿は、昔の学校を再利用した、しもなの郷です。
学校を改築した施設なので設備はそれなりですが、山村ならではなのでしょうか、スタッフの方たちのおもてなしと、
食事のおいしさは折り紙つき!
本場のかつおのたたきが、まっこと(本当に)うんまい。
私、これまで何度も高知へ参っており、高知出身の知り合いもおりますが、人の良さと食べるものの美味しさは格別です。
また、土佐弁のかわいらしさといったら変ですが、高知の人が話す言葉の響きが、何かしら心の琴線をくすぐるようなものがあり、いつもいいなあと思って聞いている次第です。
少々話が横にずれましたが校庭の桜の木も綺麗にライトアップされ、高知の山村の夜は更けていきました。
ツアー 2日目
翌朝、横倉山の登山口にて。
今回は、仁淀ブルー観光協議会の支援を受けてのツアーなので、協議会や地元の方たちが複数名登山に同行してガイドして頂けることになりました。
準備体操と自己紹介を終えて、元気に出発。
横倉山 登山
駐車場からしばらく歩くと登山口。ここから山頂を目指します。
歩き始めてすぐ、トサノミツバツツジが、そこここに。
どんどん登ります。一部岩がちな登山道もありますが、概して歩きやすい道です。
振り返ると、ずいぶん登ってきたなあと実感します。
さらに進むとアケボノツツジが。桜もそうですが、今年は山の花のほとんどが2週間前後、早いような気がします。
ガイドして頂いたのは地元の方で、地方の文化や歴史などいろいろなことを分かりやすく解説して下さいました。
横倉山 山頂
四国百名山の横倉山 山頂に到着。こちらのお社には、壇ノ浦の源平合戦で、幼くして没したと言われる安徳天皇(1178年12月22日 – 1185年4月25日)が、実は土佐に落ち延びて、この横倉山で再興を期したという言い伝えがあります。
山頂でいろいろなお話しを聞いた後、全員で記念写真。
さらに進むと展望地に到着します。
展望地から横倉山 山頂を見ると、お社が断崖絶壁の上にあることが分かりました。
安徳天皇の御廟所
その後に、安徳天皇の御廟所参考地を見学して、下山にかかります。
さすがに歴史と伝説に彩られた名山だけあり、森が大変きれいです。
途中のお社では、
精緻な木彫りに感嘆し、
杉の巨木にも触れました。
下山後、整理体操を済ませて一路関西への帰途につきました。
今回ご参加の皆様、いろいろとお世話になった仁淀川流域の皆様、大変ありがとうございました。
ブログをご覧の皆様も、この美しい自然が残る仁淀川流域へお越しになってはいかがでしょうか。
ぜひお勧めしたい場所のひとつです。
トラベルギャラリー井上
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