志賀高原トレッキング 登山ツアー レポート

皆様は志賀高原の上部に位置する横手山(2304m)はご存知でしょうか。
山頂のすぐ横にまで車道が伸び、冬季はリフトが営業しゲレンデとなる場所でもあります。
7/8-9の1泊2日で、初日は横手山に登頂し、すぐそばにある横手山頂ヒュッテに宿泊。
2日目に四十八池や大沼池を経由して下山するというコースで志賀高原の山歩きを楽しみました。

横手山頂ヒュッテ

横手山頂ヒュッテはお風呂もあり、何より日本最高所のパン屋さんというキャッチフレーズが示す通り、自家製パンが大変美味しい山の宿です。

横手山とほぼ同じ標高であるがゆえ、気圧の関係で下界のように美味しいパンをつくるのは至難の業。

こちらの夕食は洋食のパンがメインでとっても美味しいです!
ぜひ一度泊まってみて下さい。

私、普段はごはん派でパンなど軽視しております。家でもめったにパンは食べませんがここのは別格。美味しくてパンをお代わりしてしまいました。

朝食のパンも美味しかったです。また食べに行きたい位。

ヒュッテのみなさんの暖かいおもてなしとパンに後ろ髪をひかれつつ出発です。

志賀高原トレッキングのようす

冬はスキーゲレンデになる斜面をどんどん下って行きます。

やがて登山道に入ってなお下って行くと、そこかしこで笹の中から何か動く物音が。
熊か、と一瞬思いましたが今日は日曜日、地元の方たちが笹薮に入ってネマガリタケを取っているのだそうです。

志賀高原の植物

志賀高原花の百名山の一つだけに、足元にはいろいろなお花が咲いています。これはアカモノ。

ゴゼンタチバナです。

ツマトリソウです。以前この花の説明を山でしているとき、ツマトリソウは妻取草だと思っている方がおられ、何か略奪愛的なエピソードから名前がついたのではとお考えの方がいて、なるほどと妙に感心してしまいました。
正しくは褄取草と書き、その意味は花が盛りを過ぎると花弁のふちが赤く染まってきて、まるで着物の褄(つま)=端 を彩っているようだというたとえから付いたものと言われています。

ベニバナノイチヤクソウ

マイヅルソウ

四十八池 しじゅうはちいけ

お花を見ながら歩いて行くと、四十八池の休憩舎へ到着しました。近くにはバイオトイレもあります。

ここからはしばらく木道を歩いていきます。高層湿原が点在する中をゆったり歩きます。

ワタスゲもいい感じです。こういう道を歩くのは大変気持ちのいいものです。

大沼池

木道が終わりしばらくすると、大沼池が見えてきました。

とても美しい湖です。

静謐な湖面を眺めつつ歩きます。

湖を後に林道をしばらく歩くと車道に合流して帰路に着きました。
志賀高原の雲上のパン屋さんと美しい高層湿原、青く光る湖をつなぐ、ほぼ下り一方のトレッキングとなりました。

井上

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