大座礼山と稲叢山 登山ツアー レポート
6/13(土)~14(日) 高知県嶺北地方モニターツアー 大座礼山と稲叢山
22名様のご参加 ガイド井上
大座礼山と稲叢山 登山ツアーの概要
今回は高知県嶺北地方・早明浦ダムに近い名峰、大座礼山(おおざれやま)と稲叢山(いなむらやま)の四国百名山2座を訪れました。
この企画ができたきっかけは、地元自治体から山岳観光ツアーを計画し、地域振興に協力してくれないかという要請でした。
そこで今年の3月下旬に2泊3日の日程で大川村と土佐町を訪れ、山歩きコースの下見をし、GW前に発表したところ満席での催行となりました。
登山ツアー 1日目
1日目の行程 梅田 = 神戸駅 = 大座礼山登山口(1090m) … ブナの巨木 … 大座礼山(1587m) … 登山口 = 大川村・民(泊)
初日は大阪梅田を出発し、神戸を経由して大座礼山へ。大座礼山は高知と愛媛の県境近くにあり、なかなか訪れる人も少ない山です。
この山の魅力は何と言ってもブナの巨木が山頂に近い稜線に自生していること。
樹齢300年から500年とも言われるブナの巨木が立ち並びます。
大座礼山登山口
高速道路で渋滞があったことと、直前の道が狭く慎重に走行したことでけっこう時間がかかってしまいました。
ここで大川村からお二人、今回のツアーに同行して下さるスタッフの方が合流しました。
準備と体操をして、いよいよ出発!
歩き始めは急登と小さな渡渉、木橋などがありますがしばらく歩くと傾斜が緩い歩きやすい登山道となります。
ブナの巨木
分岐を経てブナの巨木へ到着しました。
写真が一番大きなブナの木なのですがなぜか葉が出ていませんでした。
宿泊の白滝の里から頂いた過去の写真では、下のようになっています。
四国の山にもブナ樹林帯はところどころにありますが、ここまで大きなブナの大木にはなかなかお目にかかれません。
ここで山頂まではあと一息なのですが、全体のペースと下山時に樹林帯が暗くなることを考慮して下山を決定。安全のためご迷惑をおかけいたしましたが、全員無事下山し本日の宿泊場所、白滝の里へ。
白滝の里は、昔に銅鉱山の操業が盛んだった頃、山中に作られた小中学校を改装して宿泊施設になった宿です。
白滝の里 夕食
夕食は大川村特産の希少な和牛、大川黒牛の焼肉です!
年間100頭も出荷されない貴重なお肉に舌鼓。
とってもおいしいと大好評でした。
登山ツアー 2日目
2日目の行程 = 稲村トンネル登山口(1330m) … 稲叢山(1506m) … 登山口 = 各自入浴 昼食休憩 = 神戸駅 = 梅田
今日は、岩崎元郎さんの新日本百名山にも選ばれている稲叢山へ登ります。
稲叢山トンネル登山口
登山口にて土佐町から同行頂くスタッフの方お二人が合流され、荷物の準備・体操をして出発。
こちらの登山道もほぼ樹林帯の中ですが、アップダウンが少なく、大変歩きやすい道です。でもブヨがこの時期少々多いです。
オオヤマレンゲ
登山道の途中に オオヤマレンゲ が!
花期は終わりかけですが、見られてよかったと皆様楽しんでおられました。
オオヤマレンゲは深山の樹林帯にしか生育しません。モクレン科のお花なので近づくとかすかな芳香がし、うつむき加減に花をつけるその姿からなのでしょうか、別名『天女花』とも言われます。
稲叢山(1506m)山頂に到着!
皆様お疲れさまでした!
雨は降らなかったものの、雲に覆われ展望はほとんどなし。
もし晴れたら、このような絶景が見られたはずです(下見時の写真)。
伊予富士方面
石鎚山
真ん中の台形は 西日本最高峰で日本百名山の石鎚山(いしづちさん)。
往路を下山し登山口へ。お世話になった土佐町の方とお別れし、木の香温泉にて各自昼食と入浴の時間を取り帰途へ。帰りは順調に行程を消化し、神戸と大阪へ。
ご参加の皆様、今回はモニターツアーにご参加頂き誠にありがとうございました!
トラベルギャラリー 井上
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