甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳登山ツアーレポート

こんにちは!大阪営業所の奥村です!
8月27日~29日に甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)と仙丈ヶ岳(せんじょうがたけ)のツアーに同行しました。

南アルプスの北部に位置する甲斐駒ヶ岳仙丈ヶ岳は、共に南アルプスに座する日本百名山ですが、それぞれに個性が異なる山です。
今回の登山ツアーでは、北沢峠のこもれび山荘に連泊し、甲斐駒ヶ岳仙丈ヶ岳に登頂します。
ガイド松岡、添乗員奥村がご案内しました。

甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳 登山ツアー 日程

登山ツアー1日目:梅田(7:30発)==京都竹田駅(8:30発)==名神/中央道==伊那IC====仙流荘(14:20発)==路線バス(徒歩区間15分あり)==北沢峠(1960m/15:30頃着)

登山ツアー2日目:宿舎(5:00発)・・仙水峠・・甲斐駒ヶ岳(2967m)・・駒津峰・・双児山・・・・北沢峠(15:30頃着)

◎ 距離11km、行動予定約10時間半、獲得標高1860m

登山ツアー3日目:宿舎(4:00発)・・大滝ノ頭・・小仙丈ヶ岳・・仙丈ヶ岳(3033m)・・馬ノ背・・・・北沢峠(13:10頃発)==路線バス(徒歩区間15分あり)==仙流荘(各自昼食・入浴予定/15:20頃発)==伊那IC==中央/名神道==京都竹田駅(20:30頃着)==梅田(21:30頃着)

◎ 距離9km、行動予定約9時間、獲得標高1980m

北沢峠 こもれび山荘へ

登山ツアー1日目は、北沢峠にあるこもれび山荘に向かいます。
北沢峠へは、南アルプスの表玄関と言われている、長野県伊那市高遠町にある仙流荘から、南アルプス林道バスに乗って向かいます。
9月の中旬までは、南アルプス林道が全通していなかったため、途中乗換をしないといけませんでしたが、現在は全通しており、仙流荘から乗り換えせずに、北沢峠へ向かうことができます。
 
こもれび山荘までの途中、車窓から2日目に登る甲斐駒ヶ岳が見えました。

こもれび山荘

こもれび山荘に到着しました。こもれび山荘は仙丈ヶ岳甲斐駒ヶ岳の登山口になる北沢峠にあり、多くの登山者がこもれび山荘を利用し、それぞれの山頂を目指します。

甲斐駒ヶ岳 登山

登山ツアー2日目は甲斐駒ヶ岳に登ります。北沢峠からも登れますが、今回は、深田久弥が登ったと記されている、北沢峠から林道を15分歩き、長兵衛小屋とそこから30分登山道を歩いた場所に位置する仙水小屋二つの小屋を通り、駒津峰(こまつみね)を登って、甲斐駒ヶ岳のルートで山頂を目指します。下山は北沢峠に下ります。

登山口に入りました。まずは仙水峠に向かいます。

仙水峠

登山口から1時間20分で仙水峠に到着しました。左へ行くと甲斐駒ヶ岳、右へ行くと、栗沢山(くりさわやま)を経由し、鳳凰三山への登山道になります。仙水峠からいよいよ本格的な登りが続きます。ここから次は、駒津峰まで向かいます。

素晴らしい展望

駒津峰へ登っている途中ですが、日本で2番目に高く、南アルプス最高峰の北岳と、日本4位の高峰 間ノ岳(あいのだけ)が見えました。
そして写真の奥になりますが、3日目に登る、塩見岳も見ることができました。

このルートは、3000m級の山々を見ながら歩くことができる、とても贅沢なルートです。

駒津峰

駒津峰に到着しました。仙水峠から約2時間の登りでした。しかし、まだ6合目です。駒津峰は、北沢峠から双児山(ふたごやま)経由のコースと合流する地点です。下山は、双児山コースを下ります。

甲斐駒ヶ岳 山頂へのラストスパート

甲斐駒ヶ岳が近づいてきました。
駒津峰からは、安全のためにヘルメットを被って、山頂に向かいます。

山頂に向かっている途中です。山頂まであともう少しです。

山頂までの途中、富士山が見えました。テンションが上がります。手前の山塊は、鳳凰三山で、左から地蔵ヶ岳、観音ヶ岳、薬師岳です。

甲斐駒ヶ岳 山頂

そしてようやく、甲斐駒ヶ岳の山頂に到着しました。天候に恵まれ、良い天気の中の登山でした。

西側の眺めは、中央アルプスです。中央自動車道を挟んで、南アルプスと対極にそびえ立っています。この日は、天気が良かったので、木曽駒ヶ岳の宝剣岳(ほうけんだけ)や空木岳(うつぎだけ)が見えました。

北西側の眺めは北アルプスです。日本第三位の高峰奥穂高岳槍ヶ岳、その間の大キレットが綺麗に見えました。これほどまでに、はっきりと見えることは、なかなか無いそうです。

北東方向、目の前に八ヶ岳が見えました。赤岳を筆頭に南八ヶ岳が見えます。

甲斐駒ヶ岳 山頂から北沢峠へ

山頂からの素晴らしい眺望を満喫した後、北沢峠にむけて下山します。ヘルメットを被って、白砂で滑りやすい登山道を慎重に下山します。

皆さん、仙水峠まで無事に下山することができました。

仙丈ヶ岳 登山

登山ツアー3日目は、仙丈ヶ岳の登山となります。
この日は朝4時半出発、まだ暗い時間の登山のためヘッドライトを付けて出発しました。

登り始めて明るくなり、樹林帯を抜けました。そして途中雷鳥に遭遇しました。(写真:左の方の岩の上)
ここ仙丈ヶ岳は雷鳥の遭遇率が高く、この日も2羽見ることができました。

小仙丈ヶ岳

登り始めて3時間で、仙丈ヶ岳のピークの一つ、小仙丈ヶ岳に到着しました。山頂まで、もう少しです。頑張りましょう!

仙丈ヶ岳が大きく見えました。さすが南アルプスの女王です。他のアルプスの山に比べてスケールが全く違います。

仙丈ヶ岳 山頂

皆さん、仙丈ヶ岳にも、無事に登頂することができました。
この日は旅程の関係上、山頂で眺望を楽しむ時間は無く、到着後すぐに下山です。

仙丈小屋を経由して下山

下山途中の写真です。
下山ルートは、登山時の小仙丈ヶ岳を経由するルートとは異なり、仙丈小屋を通過し、北沢峠に向かうルートになります。

無事に、北沢峠のこもれび山荘まで下山しました。ここからバスに乗り、大阪に向けて出発します。

今回のツアーは仙丈ヶ岳甲斐駒ヶ岳2座を一気に登るツアーを催行しましたが、体力に自信がない方は、大阪発となりますが、仙丈ヶ岳甲斐駒ヶ岳のどちらか1座だけしか登らない、ゆったりとした登山ツアーも企画してますので、そちらのツアーもご検討ください。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

ガイド:松岡 玄也 添乗員:奥村 岳(大阪営業所スタッフ)

 

甲斐駒ヶ岳の登山ツアーの一覧

ツアー一覧を見るツアーの一覧を別画面で表示します。必ず、コース詳細ページの「旅程」などツアー内容を確認上、ご予約下さい。

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