玉山登頂 ツアー概要

日程:2016年 5月24日(火)~28日(土) 4泊5日
添乗員:井上 参加者:9名様

台湾最高峰・玉山の登山口

ツアー行程

5/24(火) 各地より台北へ。着後、専用車にて嘉義へ。
嘉義泊
5/25(水) 専用車・シャトルバスにて塔塔加(タタカ)鞍部登山口へ(2680m)。排雲山荘(3402m)へ。
排雲山荘泊
5/26(木) ジグザグの登りを繰り返し、玉山(3952m)山頂へ。登頂後、往路を下山。専用車にて台中へ。
台中泊
5/27(金) 専用車にて台北へ。台北市内を観光後、九份へ移動。などを観光します。
台北泊
5/28(土) 午前、故宮博物院を観光。昼食後、空港へ。日本への帰国の途へ。

関西空港~台北~嘉義~排雲山荘

5/24(火)  ツアー初日

関西空港にて今回ご参加のお客様9名様と合流後、航空機にて台北の桃園国際空港へ。

桃園国際空港は大変きれいな空港で、今回は入国審査が比較的空いていたのでスムーズに入国できました。

空港にて観光ガイド・邱(きゅう)さんと合流後、バスに乗車して本日の宿泊地・嘉義という街を目指します。

台湾の車は左ハンドルで右側通行。日本とは反対なので慣れるまで違和感があります。

嘉義に着くまでには高速道路を使って約3時間。車内ではガイドの邱さんから台湾の基礎データや社会・文化などについていろいろと教えてもらいました。また私が事前に作成した簡単な中国語の練習プリントをみなさんに配り、即席の中国語レッスンが始まりました。
バスの中でみんなで、ニーハオ!(こんにちわ)、シェイシェイ!(ありがとう)など発音練習。
繰り返し邱さんに本場の発音を教えてもらって、ちょっとは覚えられたでしょうか?

そうこうしているうちに嘉義に到着。街の中心にあるホテルにチェックインして夕食を頂きました。
その後、希望者を募ってホテルから徒歩数分のロータリーへ散歩に出かけました。
その目的は上の銅像を見ること。
この銅像は戦前、まだ台湾を日本が統治していた時代のこと。
嘉義農林高校の弱小野球部が日本人監督の猛訓練を受け、台湾一のチームとなり1931年に甲子園に出場。
全く注目されていなかったチームが決勝まで進み、惜しくも優勝はなりませんでしたが準優勝したことを記念して造られたものです。
この物語は数年前に『KANO 1931海の向こうの甲子園』として映画化され、台湾と日本で公開されました。私もDVDで観たのですがとてもいい映画でした。
映像はほとんど日本語でどこか郷愁を誘う台湾の風景や野球に対する純粋な情熱などが、画面を通じてありありと感じられるような映画です。
興味のある方はぜひ一度観賞をおすすめします。

この日はホテルに戻って各自就寝。明日からの玉山登山に備えて体を休めました。

嘉義~玉山登山~台中

5/25(水)  ツアー2日目

嘉義の街を早朝に出発。バス終点の駐車場へ到着しました。天候は上々。
ここで現地の山岳ガイド2名と合流し、徒歩にて国立公園管理事務所へ。
管理事務所にてパスポートチェックを受け名札を渡されます。
さらにここからシャトルバスに乗り揺られること数分。

玉山の登山口に到着しました。標高は2680m。記念写真を撮り、準備体操をしていよいよ出発です。
青空に期待が高まります。

登山道は大変良く整備されていて歩きやすいのですが、進行方向右、道の片側が崖になっている場所が多く、ゆっくり慎重に通過します。今日は標高の低い平地から一気に2680mの高山帯まで上げているので、なかなか調子が出ない方も。呼吸法や歩き方をアドバイスしながらゆっくりゆっくり歩きました。

午後になっても天候は崩れず暑いくらいの陽気。この時期台湾は梅雨なのですが天候に恵まれました。

今日の目的地は山中の山小屋、排雲山荘。ゆっくりですが着実に進みます。

途中には休憩所やトイレも整備されているので安心です。

目指す玉山は雲の中。あんな高いところまで行けるかなぁ~。一歩一歩進んでいけば登れますよ。
昼食弁当を食べて一息ついたら出発です。

次第にこの時期玉山を彩るシャクナゲが出てきて、目を楽しませてくれました。

足元のくらがりにはギンリョウソウが控えめに顔を出していました。
芽生えたばかりで背は低いのですが、これからは私の時期よ、とでも言っているようです。

やっと本日の宿、排雲山荘に到着。標高3402m。数年前に改築され、とても快適な山小屋です。

到着してしばらくすると夕食の時間。

中華料理ですが味付けはあっさりしていて食べやすいと好評です。
飲み水は沢を水源とした水道がありますが生水は飲めません。代わりに常時お湯が利用できます。
夕食後はお部屋に戻って荷物の整理。部屋は2段のカイコ棚方式になっています。
寝るスペースには番号が振ってあり、日本の山小屋のように詰め込みはありません。
寝床にはウレタンマットが事前に敷いてあり、今回のツアーのために備え付けの寝袋も準備されているので特別な準備も必要なく、自分の身の回り品だけでOK。
寝袋は羽毛が使われていて大変暖かです。
明日は夜明け前の出発となるのでみなさん早めに就寝となりました。

5/26(木)  ツアー3日目

深夜2時に起床。軽食を食べて3時には出発しました。体調不良の方1名様が山荘で待機を申し出られ、ガイド2名と私、ご参加の皆様、計10名で出発です。ヘッドランプの明かりを頼りに暗い山道を登ります。
体はまだ目覚めていない状態。時々腹式呼吸を促しながら、黙々と暗闇の中を歩きます。
傾斜は始めゆるやかで樹林帯の中を進みます。しばらくすると高い樹林はなくなり、シャクナゲなどの低木・灌木類が主な植生となります。
日が昇り始め、ヘッドランプが不要になってくると徐々に傾斜が急になり岩場が増えてきます。
落石除けのシェルターを通り抜けると山頂が近づいてきます。

高山帯のシャクナゲ。厳しい環境で背は低くなりますが満開の花をつけて一年で一番きれいな時期。

ふと西の空を見ると日の出に照らされた玉山の影が遠くに延びて、影玉山が見られました。

山頂直下から見下ろすと僅かな時間でこんなに登ってきたことを実感。

いよいよ山頂に到着です!

台湾最高峰・玉山(3952m)登頂! おめでとうございます!

台湾最高地点の山頂です。他の登山者は私たちが到着する前後に順番に下山して行ったので、私たちのグループだけが山頂に残りました。ほとんどの登山者が日の出の瞬間を見るために山頂へと急ぐのですが、私たちはゆっくりゆっくり、特に注意が必要な岩場を明るくなってから通過するために、少し遅めの出発としたのが混雑を避けるために良かったようです。

玉山から北の展望。台湾の総面積は日本の九州ほど。
しかし、その脊梁を貫く山脈には峻険なピークが林立し、日本には最高峰の富士山を含め21しかない3000m峰が、なんと台湾には名前のないピークも含めると250以上もの3000m峰があるとか。
静寂と絶景の山頂でしばらく登頂の実感をかみしめます。

山頂には1等三角点が埋まっています。これは明治~大正時代に日本の陸地測量部が設置したものです。
日本の山で見られるものと同じ三角点が台湾の最高峰にあるとは感慨深いものがあります。

だんだん日が高くなってきました。絶景に後ろ髪をひかれながら下山にかかります。

岩場にしがみつくようなシャクナゲ。過酷な環境の中で、今が盛りと輝いています。

登りの時には薄闇で気づきませんでしたが、小さなウスユキソウが。
こぶりな花を保護するように繊毛が天然の毛布になっています。

あんなにゆっくりと、深呼吸をしながら登った、真っ暗闇の登山道。

明るくなったらシャクナゲの花道でした。

排雲山荘に戻り、朝食を済ませた後、荷物をまとめて下山です。

下りはどんどん、早い早い。昨日は雲に隠れて見えなかった玉山のピークが顔を覗かせます。

ツツジがきれい。

白いリンドウ。登りには気づかなかったけど咲いていたんですね。

横から見るとこんな感じ。日本では見られない種類です。

正午に近づくにつれてガスが湧いて展望はなくなりました。でも心は晴れ晴れ。
あんなに展望に恵まれたんですから。出発前の天気予報はほぼ毎日雨予報だったのですが。

全員で無事下山。

シャトルバスを乗り継いで昨日の駐車場に戻ってきました。
簡単な昼食を食べて、今日の宿泊地、台中へと出発です。
なんとバスが出発する直前から雨が降ってきました。なんという強運。
それもそのはず今回のツアーには歴戦の晴れ男、晴れ女がそろっていたようで、みんなで天候に恵まれたことを喜びました。
台中に到着し快適なホテルへチェックイン。
夕食の客家料理も大変おいしく頂きました。

台中~台北~関西国際空港

5/27(金)  ツアー4日目

台中のホテルをゆっくり目に出発し、一路台北へ。台湾で一番古い寺院と言われる龍山寺を訪れました。
台湾の方はとても信仰心の篤い方が多く、老若男女を問わず、みな熱心にお祈りをされています。

私たちも邱ガイドの説明を聞きながらしばしお参り。

その後は台湾名物 小龍包の昼食。とっても美味しい様々な小龍包に舌鼓。

おいしい、おいしい!とあっというまになくなりました。ごちそうさまでした。

その後、バスで人気の観光地・九份(きゅうふん)へ移動。

ここは海に近い急峻な地形に広がる街なのですが、迷路のような商店街とエキゾチックな風景が
人気で近年特にたくさんの観光客が訪れるようになりました。特にこの写真の建物は宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』に登場したあの湯屋のモデルになったということで特に人気を集めます。
たくさんの人がこのポイントへ写真を撮りに訪れます。
私たちは人混みに疲れて路地裏に入りこみ、展望の良い静かな場所で軽めのハイキング。
目の前の湾と遠く東シナ海が見渡せる展望地でガイドの邱さんがお話ししてくれたこと。
かつての国民的な歌姫・テレサテンがあの湾の奥、同じ東シナ海を望む墓所に葬られていること、その数奇な人生についての説明が印象的でした。

展望の良いレストランで夕食を済ませ台北へ。本日は観光の一日、お疲れ様でした。

5/28(土)  ツアー5日目/最終日

今日はおそめに出発して台北の故宮博物院へ。広大な敷地と建物のなかに、すばらしい、数多くの所蔵品があるのですが・・・。

中はすごい大混雑。混んでいる場所ではおしあいへしあい、所蔵品をみているのか人波をみているのか、わからないこともありましたが、貴重な中華圏の美術品をたくさん鑑賞することができました。

昼食を終え、桃園国際空港へ。チェックインを無事済ませ、今回のツアーで全行程(登山除く)を案内頂いた邱ガイドとお別れです。
その後出国審査を済ませて航空機へ搭乗。あっという間に関西国際空港へ戻ってまいりました。
今回のツアーはご参加の皆様と現地の天候に恵まれ、至極順調に運ぶことができました。
5日間という短い日程でしたが、中身のつまった充実のツアーとなりました。
ご参加の皆様方、誠にありがとうございました。
またのご参加を心よりお待ちしております。

トラベルギャラリー 井上

 

ツアーのご案内

台湾最高峰 玉山、台湾第2の高峰雪山に登頂するツアーです。

台湾最高峰 玉山(3952m)と雪山(3886m)登頂

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