大尽山 登山 恐山・仏ヶ浦 観光 ツアーレポート

2022年10月29日(土)から2泊3日で、青森県の下北半島のツアーに同行してきました。

日本には、日本百名山や二三百名山ではない山でも、素晴らしい名峰がたくさんあります。
今回は新日本百名山に数えられる大尽山(おおづくしやま)と日本三霊山の恐山(おそれざん)、自然がつくる芸術・仏ヶ浦(ほとけがうら)を訪れ、大間のマグロで締めくくる内容でご案内しました。
(当初の予定では縫道石山にも登る予定でしたが、アクセスする村道が通行止めのため、川内川渓谷に替えてのご案内となりました)

登山ツアーの行程

登山ツアー 1日目
各地 [飛行機] 青森空港(12:00発) == 青森中央IC == 東北縦貫道/みちのく道路/下北半島縦貫道 == 横浜吹越IC == 恐山観光 (16:30発) == むつ矢立温泉(17:00頃着)

◎散策程度・行動時間約1時間

登山ツアー 2日目
宿舎(6:45発) == 登山口駐車場(215m/7:30発) ・・・ 林道出合 ・・・ 一体地蔵・・大尽山(827m) ・・・ 登山口駐車場(14:30発) == 川内川渓谷散策(16:45発) == 佐井村(17:45着)

◎大尽山/歩行距離15.3km・行動時間約7時間・獲得標高1450m
◎川内川渓谷(遊歩道)/約1時間

登山ツアー 3日目
宿舎(7:30発) == 仏ヶ浦観光(10:00発) == 佐井村/大間のマグロ丼の昼食(12:00発) == 横浜吹越IC == 下北半島縦貫道/みちのく道路/東北縦貫道 == あおもり中央IC == 青森空港(16:15頃着) [飛行機] 各地

◎仏ヶ浦/約1時間半

日本三霊山が一つ「恐山」

古くから「死ねばお山に行く」と言われ、魂は恐山に還るとされてきました。
この地は、火山ガスが噴出する岩肌の一帯は地獄に、そして湖をとりまく白砂の浜は極楽になぞらえられ、信仰と祈りの場として伝えられてきた特別な場所です。

恐山菩提寺入口の山門。恐山菩提寺は、今からおよそ千二百年前に慈覚大師 円仁(じかくだいし えんにん)によって開かれた霊場です。
円仁は、最澄の弟子で、三蔵法師の「大唐西域記」、マルコポーロの「東方見聞録」とともに世界の3大旅行記といわれる「入唐求法巡礼行記」を記しました。貞観8年(866年)に清和天皇より慈覚大師の大師号を日本で初めて賜わった高僧です。

参拝路には、亡くなった子供があの世でも退屈しないようにと風車が多く祀られています。

夕方に訪れたためか人は少なく、かたわれどきや黄昏時と言われる時間の極楽浜はとても幻想的な空間でした。

新日本百名山「大尽山」

もともと恐山という山はなく、宇曽利山湖(うそりやまこ)をとりまく山々の総称を指しています。
その中でもひときわ人気があり、極楽浜からもひときわ目立っているのが「大尽山」です。
標高は827mと高くありませんが、素晴らしい展望が望める山です。

2日目の朝、宇曽利山湖のほとりの駐車場から歩き始めます。

ハウチワカエデやブナをはじめとする木々が登山道を彩っています。
三大美林であるヒバや朴の木もたくさん見られました。

キノコ

キノコもたくさん見られました。ガイドさんが詳しくて、食用可否を含め色々解説いただけました。
ナメコなんかはお馴染みですが、チシオダケ、ホコリタケ、ブナハリタケ、ムキタケ、マスタケなどたくさん見られましたが文字を並べると呪文のようですね。笑

こちらはチシオダケ。身が傷つくと血を流すキノコということで実際に見せていただきました。

マスタケ。毒成分がありますが、しっかり調理すれば食べることも可能です。

ムキタケ(山のフカヒレとも言われます。そう聞くと急に美味しそうに見えるのが不思議ですね)

小さなサルノコシカケ。目玉が2つついているように見えて可愛かったです。

大尽山頂上と頂上からの展望

大尽山頂上までの1時間はかなりの急登でしたが、全員無事に登頂!
頂上は狭いので、ややナナメ角度から集合写真をパシャリ。

大尽山頂上看板の奥にある岩に登ると、宇曽利山湖を望む絶景が楽しめます。
白浜のあたりが昨日訪れた恐山菩提寺です。

川内川渓谷

下山後は、下北半島屈指の絶景ポイントと言われている川内川渓谷へ。
遊歩道を1時間ほど歩く予定でしたが、山中で少し時間が押してしまったので、一番の見どころ「大滝」のみご案内。
橋の上から渓谷を見下ろすことができます。落差5m、幅20mの大滝には竜神が住んでいるといわれているそうですよ。

国の名勝「仏ヶ浦」

最終日は国の名勝であり、天然記念物、日本の秘境100選、日本の地質100選などにも選定されている仏ヶ浦に行きました。

綾瀬はるかさん主演のNHK大河ファンタジー『精霊の守り人』第3回「光の力」(2017年2月4日放送)のロケ地にもなった場所です。

駐車場から100mほど下っていくと巨大な奇形石群が迎えてくれます。

自分たちが小人にでもなったような感覚になります。今回のご参加の方の中でここが一番よかった!という方もいらっしゃいました。

大間のマグロ丼

そして昼食はお待ちかねの「大間のマグロ丼」どどん!
ひと切れひと切れが分厚いマグロを贅沢にいただきました♪

大間崎

最後に本州最北端の地「大間崎」へ。マグロを一本釣りするオブジェがありました。
同じ青森県でもここから空港まで車で約3時間半かかります。はるばる来たな~!と感慨深い場所で旅を締めくくりました。

店先で干されるイカがシュールで面白かったです。完全に乾燥するまで数日間干されっぱなしだそうです。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

ガイド:佐藤尚平 ツアーリーダー:宇津木

 

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