高妻山 登山ツアー レポート
6/15-17の日程で、信州北部に座する日本百名山・高妻山(たかつまやま)を案内いたしました。
初日は戸隠高原ホテルへの移動のみ。静かな宿でゆったり移動の疲れを取ります。
ツアー2日目
2日目の早朝、戸隠キャンプ場まで送迎して頂き、牧場と弥勒尾根(みろく おね)を経由して高妻山を目指します。
歩き始めの濃霧の中、道を間違ってしまい、ご参加の皆様にはご心配お掛けいたしましたが、登山道に入ってからは順調に登高しました。
鬱蒼としたブナの森の中を歩きます。
山道の花々
足元にはギンリョウソウ、
ところどころに、サラサドウダンが雨粒をまとった姿で咲いていました。
コイワカガミや
マイヅルソウ。
ハクサンシャクナゲや、
ゴゼンタチバナ、
ツマトリソウ。
花期が早くて、なかなかきれいなお花が見られないツバメオモトも咲いていました。
六弥勒 ろくみろく
弥勒尾根を登り切って稜線に出ました。六弥勒の祠です。
天候が良ければ後立山連峰や剱・立山連峰、遥か南には富士山なども遠望できるのですが、本日は雨は降らないものの、あいにくのガスで展望はありません。
足元のお花にばかり目が行ってしまいます。
高妻山 山頂を目指して
ガス(霧のこと)が、たゆたう稜線を高妻山へ向けて着実に歩きます。
鮮やかなベニドウダンツツジ。
小粒で可愛らしいコケモモ。
一属一種、日本固有種のシラネアオイもまだ残っていました。
高妻山本峰がすっきりと姿を見せてくれません。
視界が良い時には山頂へ向かう急な登山道が見えて、行く末の厳しさを予感させますが、視界がなければその憂慮もなし。
一歩一歩に集中しながら歩くことができるのが曇天登山の利点でもあります。
大変な急登を黙々と、しかし順調にこなし、懸念していた雪渓もアイゼンを使うことなく歩くことが出来ました。
高妻山 山頂でお弁当
高妻山登頂!おめでとうございます!
山頂でほおばる、塩気の効いたおにぎりがうまいこと。
頂きに立ち続けて幾星霜。三角点も年季が入っています。
高妻山を下山
急な登山道を注意しながら、順調に下山することができました。
牧場に出てきました。今日は一日中、霧の中。
「モウチョットダヨ」って、子牛が下山を見守ってくれました。
ツアー3日目
最終日は、戸隠神社奥宮へハイキング。
素晴らしい参道を歩きます。
本殿にお参りして、山行の無事を感謝しました。
その後、戸隠森林植物園を散策して帰路へ。
今回ご参加の皆様、大変ありがとうございました。
なかなかハードな高妻山、霧にまかれてその姿を見せてはくれませんでした。
しかし、なめらかな霧に包まれて風もなく、登っていいよと言われたような山行となりました。
トラベルギャラリー井上
高妻山の登山ツアーの一覧
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