5月も半ばを過ぎ、日ごとに暑さを増してくる今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。

旅本大阪の井上です。5/3-4の日程で大峰奥駆道、八経ヶ岳から釈迦ヶ岳の縦走コースを

鈴木ガイドと共にご案内してまいりました。

大阪を出発ししバスは行者還トンネル西口へ。前日から発達した低気圧が通過して、

天候が気になる幕開けとなりました。

 

歩き始めは風が強く、気温も低い状況です。風が森を鳴らすゴウという音が響きます。

 

登り始めてすぐ、ピンク色の花が目に付きました。

 

なんとシャクナゲがもう満開。大峰でシャクナゲというと5月中下旬のイメージですが、

今年はどの山も多分早いのでしょう。

 

登山口から登ること約1時間で奥駈出合、大峰奥駈道の主稜線に出ることが出来ました。

 

その後も順調に歩いて行きます。

 

聖宝の宿を経て、弥山小屋へはまた登りになります、

 

小屋の手前で展望が開けて北方を見ると大峰の秀峰・大普賢岳を望むことができました。

 

やがて弥山小屋へ到着。

 

部屋は2段式の居室となっています。

 

小さな販売コーナーもあり、水や湯茶は稜線の山小屋なので有料となります。

 

山小屋の楽しみであるごはん。最近はどの山小屋も本当に美味しい料理を

提供して頂けるようになりました。夕食の後は各自思い思いに過ごして明日に備えて休みます。

 

翌朝は霧。時折風速10m/秒を超えるような強風が間歇的に吹いてきます。

 

小屋周辺のオオシラビソの葉にも霧氷がついていました。気温は0℃に近い状況です。

 

弥山小屋で温かい朝食を頂いて出発。今日は終日風が強い予報なので、

予定の縦走ができるか心配しながらの出発となりました。

 

しかしほどなくして八経ヶ岳の山頂へ到着。いいペースです。

 

山頂に立ててある錫杖も霧氷に覆われています。

 

強風と低温に加え、たまにグループを襲うのが鈴木ガイドのオヤジギャグ。

寒い。。

 

行程が進んで行くと少しずつ霧が薄くなってきました。

 

五鈷峰の岩場に出ると、

 

オオミネコザクラが咲いていました。これは見ごろに出会えるのは珍しいので心温まります。

 

ガスが晴れると一面にコバイケイソウの大群落が広がります。

 

足元には小さな小さなワチガイソウ。

 

振り返ると大峰の秘峰・七面山の大岩壁を眺めることができました。

天候は回復基調にありますが相変わらず風が強い。

 

揚子ヶ宿の避難小屋でひといき。

 

さらに進んで行くと、目指す釈迦ヶ岳を樹間に垣間見ることができました。まだ遠いです。

 

ランチタイム休憩に入ります。

 

弥山小屋の特製シャケ弁当。寒さのせいでごはんが固くなってしまいましたが、

おいしいお弁当に感謝。

 

やがて晴れてきました。こちらはハウチワカエデの新芽。

 

釈迦ヶ岳もどんどん近づいてきます。

 

水場はちょろちょろで水量が少ない。

 

素晴らしい眺望!

 

素晴らしい縦走路!

 

ピラミダルな均整のとれた山容を誇る釈迦ヶ岳は日本二百名山にも選定される名峰です。

私は奈良山岳自然ガイド協会に所属していますが、先日総会に出席したところ、

所属ガイドに奈良県で好きな山を3つ選べというアンケートがありました。

私は 八経ヶ岳 釈迦ヶ岳 生駒山を選んだのですが、

アンケートの集計結果で見事1位に輝いたのは釈迦ヶ岳でした。

それほど関西在住の登山ガイドが親近感を持つ山であると言えます。

 

釈迦ヶ岳の手前は急峻な岩場の上り下りや馬の背と呼ばれるやせ尾根がありますが、

ここでもオオミネコザクラを見ることができました。

 

やがて難所を越えると釈迦ヶ岳山頂へ到着。

 

釈迦ヶ岳といえばこの釈迦如来像。山頂にたどり着く登山者をやさしく迎え入れて下さいます。

登山ガイドが釈迦ヶ岳を選ぶ理由のひとつがこの釈迦如来像の存在であることは間違いないと思います。

 

 

全員で記念写真。背後には遠く朝早く出発して登頂した八経ヶ岳が遠望できます。

こういう縦走コースを歩いているといつも思うのですが、人間の足ってすごいと思います。

険しい道でもあきらめずにひたすら進んでいけば、遠く見えた山もいつのまにか

超えることができるのです。

 

一等三角点にタッチして、

 

またいつかお参りしますと下山を開始。

 

下山は前鬼ではなく太尾の新登山口へ。

 

野生のシカも見送ってくれました。

 

やはり長いコースなので下りは足にきます。

 

下山直前に少々トラブルがありましたが、全員下山完了。

温泉に立ち寄り、予定時間には大阪に到着することができました。

 

今回ご参加の皆様、本当にお疲れ様でした。

またいつかこの先の大峰奥駈道を企画するかも知れませんがその時はぜひご参加下さい。

ありがとうございました。

 

トラベルギャラリー井上