九重連山縦走 ツアー・レポート

6/2-5の3泊4日で、ミヤマキリシマが咲き乱れる 九重連 をご案内しました。
大阪南港から夜行フェリーで別府へ。そこから男池まで専用車で移動します。山中は1泊2日の行程となります。

登山 1日目

木漏れ日が清々しい、新緑の森の中を歩きます。

途中でランチタイム。九州の弁当はうまか~。

平治岳の鞍部 大戸越

しばらく登ると、平治岳の鞍部にある大戸越に到着。

ミヤマキリシマは、ちょうど見ごろでした。

坊がつるへ下りて、目指すは今日の宿、法華院温泉山荘です。

由緒ある法華院温泉山荘

昔は天台宗の寺社として、古くは鎌倉時代から、1882年から山の宿として営業されている、歴史由緒ある一軒家の温泉です。なめらかな泉質の温泉と美味しい料理、暖かいおもてなしで、私も大好きな宿のひとつです。

坊がつるといえば「坊がつる賛歌」。昔流行った山の歌です。

やはり花のベストシーズンで週末ということもあり、結構混雑していました。

待ちに待った夕食です。素朴な味ながらも美味しいお料理。山で食べると、なんでも美味しいですが。

登山 2日目

翌朝も快晴。準備を整えて、九重最高峰・中岳を目指します。

九重連山 山開き

今日は九重連山 山開きの日でもあります。毎年恒例の山開きは、これだけ毎年参加する人もいる位の大人気イベント。久住山山頂 周辺の活気が楽しみです。

素晴らしい景観。

順調に歩いていきます。人が多くなってきました。

九重別れの鞍部に到着。そのまま、山開きが開催される久住山を目指します。

久住山山頂一帯は、すごい数の登山者!

こんなに混雑するなんてびっくりでした。山頂と思しき場所で関係者が集まり、何やら口上を述べているようですが(雰囲気で察知)、全く見えません。

さらに人口過密状態となります。こんな人混み山であまり見たことない。
口上が終わったようで万歳も起こりました。
その後、山頂の数か所で係の方が記念品を配り始めました。
それが、これです。

くじゅう山開きペナント

今となっては、ペナントなど珍しくなってしまいましたが、実はこのペナント、毎年干支をモチーフに色とデザインが変わるので、これを目当てに登ってくるひとも多いのだとか。
先に行動を開始した本隊から少々離れましたが、しっかり人数分頂いて皆様へプレゼント。

九重連山 最高峰、中岳(1791m)にて記念写真。いい笑顔ですね。

遠くに見える三俣山九州百名山)の山腹斜面も、ミヤマキリシマで赤く染まっています。

九重別れに戻ってトイレ休憩。立派な公衆トイレが整備されています。

ヘリ レスキュー

しばらく歩いていると、ヘリが飛んできました。

消防のヘリコプターです。

登山道周辺にてホバリングして様子を伺っています。
どうやら負傷者がいるようで、ヘリ レスキュー開始。

ホイストで救助隊員が降りてきました。

吊り上げ。

そして収容。救助隊の方には本当に頭が下がります。
その後地上にいた警察官の方に尋ねたら、傷病者は、あまり山に慣れていなさそうな夫婦連れの、高年男性で、転倒し足を負傷して行動不能になったとのことでした。
山は天候が良くても何があるか分かりません。
こんな何でもない場所で・・という場所でこそ、一瞬の気の緩みで行動不能に陥る場合もあると再認識。
私たちも、体力トレーニングや装備の確認など怠らないようにしなくてはなりません。

牧ノ戸峠へ下山

通行止めが解消されて、混み合う登山道。無事、牧ノ戸峠へ下山し、フェリーに乗船しました。

快適なフェリー ツアー

弊社では関西から九州へ、さまざまなフェリー路線を使って山に行くツアーを多数開催しています。
フェリーでの宿泊というと、2等船室の雑魚寝を思い浮かべる方も多いと思いますが、トラベルギャラリーのツアーでは2等寝台をいつも手配しておりますので、快適に船旅を楽しんで頂けると思います。
ぜひ、九州の登山ツアーへフェリーでお越し下さい。

【トラベルギャラリー 井上】

九重山の登山ツアーの一覧

ツアー一覧を見るツアーの一覧を別画面で表示します。必ず、コース詳細ページの「旅程」などツアー内容を確認上、ご予約下さい。