ツール・ド・モンブラン レポート

日程:2016年 9月2日(金)~11日(日) 10日間
添乗員:井上 参加者:9名様

フランス・イタリア・スイスの三か国にまたがる壮大な縦走路、
         ツール・ド・モンブランを歩く充実のトレッキングコース!

スイス・フランス国境 バルム峠よりモンブランを望む

ツール・ド・モンブラン ツアースケジュール

9/2(金) 各地よりジュネーブへ。着後、ホテルへ。 ジュネーブ泊
9/3(土) 専用車にてシャモニへ。ロープウェイにて絶景のエギーユ・ドュ・ミディ展望台へ。午後、街の散策を楽しみます。 シャモニ泊
9/4(日) いよいよツール・ド・モンブランのスタートです!登山口から樹林帯と牧場地帯を歩きボンノム峠を越えてボンノム小屋へ。 ボンノム小屋泊
9/5(月) 牧場の中の登山道を下り、シャピュー村へ。専用車でロゼラン湖湖畔のロッジへ。 ロゼラン湖泊
9/6(火) 専用車にてグラシエ村へ。フランス・イタリア国境のセイニュ峠(2516m)を徒歩で越え、ヴィサイユへ下山します。宿泊はイタリアの山岳リゾート・クールマイヨールへ。 クールマイヨール泊
9/7(水) 専用車と路線バスにて登山口へ。イタリア・スイス国境のフェレ峠(2537m)を越えてスイスへ。 シャンペ泊
9/8(木) スイスからバルム峠(2191m)を越えてフランスへ入ります。峠からはモンブランの大展望や赤い針峰群が望めます。 ヴァロルシーヌ泊
9/9(金) 専用車にて登山口へ。旅のハイライト、モンブランやグランドジョラスを始めとする名峰群の大パノラマを眺めながらのトレッキング。ロープウェイで下山後、シャモニの街へ。 シャモニ泊
9/10(土) 専用車にてジュネーブへ。アムステルダムで乗り継ぎ、日本各地へ。 機中泊
9/11(日) 午前、日本各地へ帰国。    お疲れ様でした。  

関西空港~ジュネーブ~シャモニー

9/2(金)  ツアー初日

関西国際空港にて集合後、KLMオランダ航空にてアムステルダムへ出発。

アムステルダムでは東京成田発のお客様と合流の予定でしたが、搭乗ゲートで待っていても誰も来られず。
今にもゲートが閉まる出発ギリギリの時、とにかく広い空港を、遠~くの方から走ってこられる人たちを発見!
成田発のお客様、息を切らして無事合流。入国ゲートで時間がかかったとのことでしたが、何とかジュネーブ行の航空機に乗ることができました。・・はじめから波乱の幕開けです。

機内からは遠くに大きな雪山が。モンブランがその雄大な姿を見せてくれました。
ジュネーブ空港では荷物を受け取り、ターミナル外のバス停から空港近くのホテルへ移動。
チェックイン後、各お部屋にて明日への準備と休息の時間となりました。

シャモニ滞在

9/3(土)  ツアー2日目

エギーユ・ドゥ・ミディ 展望台

2日目は朝、専用車にてシャモニへ移動。
シャモニのホテルにスーツケースを置いて、エギーユ・ドゥ・ミディの展望台へ出かけました。朝からいいお天気。
ロープウェイ下の駅から中間で乗り換えて約30分。大展望の展望台に到着しました。

最上部の展望台は風もほとんどなく、絶好のコンディション!素晴らしい展望に恵まれました。

もちろんヨーロッパアルプス最高峰 モンブラン(4810m)も圧倒的なスケールで眺めることができました。

シャモニ針峰群やドリュ針峰などもくっきり。その間を流れる氷河も見えました。

写真中央の三角錐はかの有名なグランドジョラス(4208m)。

さらに写真中央、最も奥の黒い三角錐はスイス・ツェルマットのマッターホルン(4478m)!
右奥の白く長い稜線はモンテローザ(4634m)。スイス最高峰にしてモンブランに次ぐヨーロッパアルプス第二の高峰です。
無風快晴のお天気の中、しかもお昼にこんな絶景が見られるとは・・・。なんてラッキーなんでしょうか。

別の場所からは雪の稜線をガイドに導かれる登山者の姿。

近くの岩場でクライミングの練習をする人もいます。

そして展望台の一角には、数年前から工事をしていた空中通路があり、すごい行列となっていました。

透明なガラスの下は目を覆わんばかりの大絶壁。下まで数百メートルの虚空が広がっています。
高所恐怖症の方は絶対乗ってはいけません。

たっぷり展望を楽しんだ後は、ロープウェイで一気に下山。

シャモニーの街

シャモニーの街はもう昼下がり。土曜日の午後を楽しむ人々でいっぱいでした。
たっぷりとした昼食を頂いた後は、シャモニの街を散策。

モンブラン初登頂を成し遂げたジャック・バルマとそれを後押ししたソシュールの像。
シャモニといえばここ。ガイドブックに必ず載っているので見覚えのある方も多いのでは。

サンミシェル教会

その後、近くのサンミシェル教会を訪れました。

ここは小さな教会なのですが、入口わきのステンドグラスがシャモニならでは。
山頂を目指す登山者たちと、聖者に懲らしめられる悪魔の図柄は、近代以前のヨーロッパの山岳観が垣間見られるようでとても珍しいものです。

散策後、シャモニ駅の近くのホテルにチェックイン。夕食を済ませて、明日からのツール・ド・モンブランに胸をふくらませながら各自就寝となりました。

次回、ツール・ド・モンブラン(中編)に続く

トラベルギャラリー 井上

ツール・ド・モンブラン ツアーのご案内

モンブラン山群一周 アルプス展望の山旅 「ツール・ド・モンブラン」
ツアーの詳細はコチラ ⇒ モンブラン山群一周 アルプス展望の山旅 「ツール・ド・モンブラン」 10日間