英彦山と平尾台 登山ツアーレポート

日程:2015年 12/26(土)~28(月) 往復夜行フェリー
ご参加:8名様  ガイド高野 リーダー井上

英彦山と平尾台 ツアー行程

①大阪南港(17:00発)~フェリー船中・2等寝台(泊)~

②~新門司港=豊前坊(800m)・・北岳・・中岳・・英彦山/南岳(1200m)・・・・銅の鳥居=平尾台散策=新門司港~フェリー船中・2等寝台(泊)~

③~大阪南港(8:30着)

九州・福岡県の名峰、九州百名山英彦山に登ってまいりました。
大阪南港から夜行フェリーで九州へ。旅本の夜行フェリーは全て2等の雑魚寝ではなく、おひとり一つのベッドを確保した2等寝台をご用意しています。
今回は日本二百名山の英彦山登山だけではなく日本三大カルストの平尾台も訪れ、散策を楽しむというお得なプラン。少人数でわきあいあいと歩いてきました。

九州・福岡県の名峰 英彦山を登る

登山口の豊前坊・高住神社から山中に入ります。

こちらの神社は1500年以上の歴史を持ち、様々な神様と九州で一番の天狗様をお祀りされていらっしゃいます。
朝早くお邪魔したにも関わらず、神社のおかみさんが私たちを歓迎してくれました。
写真は魔除けになるという「彦山がらがら」。

ふと近くをみると、なんとグレートトラバースで一躍有名になった田中陽希さんの写真が。
昨年日本百名山を人力のみで続けて縦走され、今年は日本二百名山一筆書き縦走を敢行されていますが、ここを通って由布岳に向かわれたとか・・今年中に桜島でフィニッシュされるようで、いやはや何ともすごいことです。

豊前坊・高住神社から登る

登山道に入るとところどころ岩がちの道となり、ぐんぐん標高を上げていきます。
この時期は積雪があるのがふつうなのですが、近ごろの温暖な気候のせいで一度降った雪も解けてしまったようです。

急登を終え稜線の鞍部に出ました。小休憩ののちさらに山頂を目指します。

北岳を過ぎたところで目指す英彦山山頂が遠望できました。
右が中岳で英彦山神社の御本社が鎮座され、左は英彦山最高峰の南岳(1200m)です。
風もほとんどなく陽光が降り注ぐ中、展望を楽しみながらゆったりと歩きました。

英彦山頂上部にはブナの樹林帯があります。
ふと足元を見るとブナの落ち葉とカラがいっぱい。
今年はブナの実が豊作だったようです。

英彦山/中岳 到着

英彦山/中岳に到着。

もやがかかって遠方の眺めはききませんでしたが、お天気に恵まれ何よりです。

英彦山・南岳 頂上

中岳から英彦山・南岳をピストン。山頂には1等三角点が埋まっています。

昼食のお弁当

中岳に戻ってお弁当タイム。今回のお弁当は『門司港名物 こだわりレトロむすび』弁当。
大変食べやすくあっさりとした味付けでおいしいと大好評でした。見過ごすことなかれ、ふたの裏にはおおきな海苔が3枚付いていてぱりぱりグッドな食感でした。

英彦山奉幣殿を目指す

英彦山奉幣殿を目指して下山します。こちらが表参道で石段の多い道でした。

歴史の古い修験の山だけにさまざまな名前のついたポイントがあります。こちらは稚児落し。

下山は2か所ほど鎖場があり、慎重にゆっくり下山しました。

英彦山奉幣殿

英彦山奉幣殿に到着。立派なお社です。



表参道の石段脇にはミツマタのつぼみがたくさん(ピンボケすみません)。
銅の鳥居へ下山し、バスに乗り込み一路平尾台へ向かいました。

カルスト台地 平尾台

平尾台は山口の秋吉台と並び称されるカルスト台地。

すすきの野原広がる丘陵地帯に点在する岩が羊のように見えるとのことで、羊群原(ようぐんばる)とも言われます。石灰岩の貧栄養土壌で形成される平尾台は実は花の宝庫。
またお花の時期に訪れたいものです。

山歩きの後にゆったりとした気持ちで高原を散策するのもおつなものですね。

平尾台の絶景を堪能して新門司港へ。

少人数で楽しい山歩きとなりました。
年末のお忙しい中ご参加頂いた皆様、誠にありがとうございました。
また来年もどうぞ宜しくお願いいたします。

年明けから九州へ夜行フェリーで行く山歩きがいくつかございます。
船中、2等寝台のベッドを確約、とっても快適な船旅で九州の名峰へお出かけしましょう!

トラベルギャラリー 井上

 

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